セカンドキャリア研修ってなに?
受講するとどんなメリットがあるの?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
定年や早期退職、転職を見据え、セカンドキャリアについて考える人が増えています。
しかし、どのようにキャリアプランを設計していけば良いか分からないという人も多いでしょう。
そこで注目されているのがセカンドキャリア研修です。
当記事では、セカンドキャリア研修の必要性や受講するメリットについて解説します。
研修後に行うべきアクションなどについても紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
- セカンドキャリア研修では自分の強みや価値観を明確にして具体的なキャリア設計ができる
- 自身の現状を再認識する場や人脈形成の場としても活用可能
- 研修後は学んだ内容の振り返りや情報収集を行うことが重要

株式会社ライフシフト 代表取締役社長COO。学生時代より企業研修業に携わり、大学卒業後、フライシュマン・ヒラード・ジャパンに新卒入社。 社内コミュニケーション、企業研修、人事制度、理念浸透のプロジェクトに従事。
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同社時代の上司である徳岡とともにライフシフト社を創業。 ベトナムでのスタートアップや起業を経験し、現在はライフシフト社COO。 プライベートでは二児の母。早稲田大学社会科学部卒業。
セカンドキャリア研修とは

セカンドキャリア研修とは、定年や早期退職、転職を見据えた人材が新たなキャリアを築くために受講する教育プログラムです。
企業によって実施される場合と個人が自発的に参加するケースがあり、研修内容はキャリアデザインの見直しから、実践的なスキルの習得まで多岐にわたります。
近年は健康寿命の延伸や、定年後の再雇用や独立・起業を視野に入れる人が増えたことで、実践的な研修の需要が高まっています。
自分の強みや価値観を明確にし、より具体的なキャリア設計を行う上で、セカンドキャリア研修は重要です。
対象者は50代になることが多い
セカンドキャリア研修の対象者は、主に50代のビジネスパーソンであることが多いです。
50代は定年後の働き方を意識し始める時期にあたるため、自身のキャリアの棚卸しや再設計を目的として受講する傾向があります。
企業側も人材の流動化や雇用延長の課題に対応するため、50代社員を中心にキャリア支援を実施することが少なくありません。
また、外部の研修機関が実施しているセカンドキャリア研修においても、50代向けに提供されているものが多いです。
セカンドキャリア研修の受講を考える必要性

セカンドキャリア研修の受講が必要な背景には、以下のようなものがあります。
- 終身雇用制度の崩壊
- 年金の不確実性
- 働き方の多様化
- 健康寿命の延伸
上記のような背景が要因となり、セカンドキャリアの形成について考える必要性が増えており、結果的にセカンドキャリア研修の需要が高まっています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
終身雇用制度の崩壊
近年は終身雇用制度が崩壊しつつあり、企業に定年まで雇用され続けるという前提が崩れつつあります。
結果として、転職によるキャリアアップが当然になりつつあり、今まで以上に自律的なキャリア設計が求められます。
セカンドキャリア研修を受講すれば、自身のスキルや経験を棚卸しできるため、転職や独立などに備えることが可能です。
時代に合わせたキャリアアップを考えているのであれば、若いうちからキャリア研修を受けるなど、早期からセカンドキャリアに備えて行動することが重要になります。
年金制度の不確実性
年金制度の不確実性も、セカンドキャリア研修の必要性を高めています。
近年の年金制度では、支給開始年齢の引き上げや支給額の変動など、継続性に不安を感じるような改正が続いている状況です。
そのため、生活費や医療費を賄うために、定年後も働き続ける人が少なくありません。
セカンドキャリア研修で老後のキャリアプランを設定し、継続的に働く準備を行うことで、経済的に安心感のある生活を送れる可能性が高くなります。
働き方の多様化
セカンドキャリア研修の重要性が増している背景には、働き方の多様化も大きく関わっています。
先述した終身雇用制度の崩壊により、転職だけでなく独立や企業を目指す人も多いです。
また、新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務が大きく普及したことで、ライフワークバランスを考慮した働き方がしやすくなっています。
加えて、副業によって収入を増やすことを考える人も少なくありません。
一方で、企業に依存しない働き方を目指す場合、自分の強みを客観的に捉え直す必要があります。
セカンドキャリア研修では、自身の強みを再認識できるプログラムが用意されている他、働き方の選択肢を増やす上で必要になるスキルや知識を認識する機会を得ることが可能です。
健康寿命の延伸
健康寿命の延伸も、セカンドキャリア研修の重要性が増している理由の1つです。
近年は健康意識の向上や医療技術の発展により、一昔前よりも健康寿命が大きく延びています。
そこで、健康に過ごせる時間を有効活用するために、定年後も何らかの形で就労を希望する人が増えています。
一方で、定年後も働き続けるためには、企業が求めるスキルや経験を把握し、自身に不足しているものを補完していかなければいけません。
セカンドキャリア研修では、定年後も働き続けることを見据えて、自分の能力や関心を整理できるので、定年前から必要な経験やスキルの習得を開始できます。
結果として、定年後のセカンドキャリアで円滑なスタートを切ることが可能です。
セカンドキャリア研修を受講するメリット

セカンドキャリア研修を受講するメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 現在のシニア層が直面している社会環境を理解できる
- 自身の強みや価値観を再認識できる
- 具体的なキャリア設計ができる
- キャリアの選択肢が広がる
- セカンドキャリアに向けた知識やスキルが習得できる
- 人脈形成の場として活用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
現在のシニア層が直面している社会環境を理解できる
セカンドキャリア研修を受講することで、現代のシニア層を取り巻く社会環境を正確に把握できるようになります。
現代は雇用の高齢化や年金制度の見直しなど、定年後の生活を不確実にする要素が多いです。
研修では、社会構造の変化についても学ぶことで、自身の立ち位置を客観的に認識できます。
そのうえで、状況を加味したキャリア設計が可能になることが、セカンドキャリア研修を受講するメリットです。
自身の強みや価値観を再認識できる
セカンドキャリア研修では、自身の強みや価値観を再認識することが可能です。
今までの経験やスキルを整理し、得意分野や仕事でやりがいを感じる要素を明確にすることで、自身の強みや価値観を再認識できます。
具体的には、ワークシートや個別面談など、自身の強みや価値観を言語化するプロセスが設けられていることが多いです。
セカンドキャリア研修を通して自身の価値を改めて認識することで、より具体的なキャリア設計がしやすくなります。
具体的なキャリア設計ができる
具体的なキャリア設計ができることも、セカンドキャリア研修のメリットです。
自己分析によって再認識した自身の強みや価値観をもとに、最終的な目標を設定し、目標達成に必要な経験やスキルを洗い出せます。
結果、必要な能力を習得するために必要な期間などもある程度計算できるようになるため、より鮮明にキャリアを設計することが可能です。
また、講師や参加者との意見交換を通じて、自身のキャリア設計に対して豊富なフィードバックを得られることも、セカンドキャリア研修のメリットといえるでしょう。
キャリアの選択肢が広がる
セカンドキャリア研修に参加することで、キャリアの選択肢が広がる可能性があります。
長年同じ業界に従事していた人ほど視野が限定されがちです。
セカンドキャリア研修では、自身と同じ境遇の人が別の職種で活躍した事例や、自身の経験や価値観に合った働き方の提案を受けられます。
今までの経験を活かしつつ、挑戦する分野や働き方に対する選択肢を増やすことで、納得感のあるキャリア設計が可能です。
セカンドキャリアに向けた知識やスキルが習得できる
研修の内容によっては、セカンドキャリアに向けた知識やスキルを習得することも可能です。
特にマインドセットやコミュニケーションなど、様々な分野で応用が利くスキルについては、研修内で習得の機会が設けられていることが少なくありません。
一方で、専門的なスキルや資格に関する学習については、セカンドキャリア研修では賄いきれない可能性が高いです。
幅広い分野で活用できる知識やスキルを研修で習得しつつ、専門スキルを別途習得することで、効率良くセカンドキャリア形成の準備を行えます。
人脈形成の場として活用できる
セカンドキャリア研修は、人脈形成の場としても活用できます。
特に外部の研修では、異なる職種や業種から同世代の受講者が集まるため、積極的にコミュニケーションをとることで、セカンドキャリアに向けた生産的な関係性を築けます。
また、講師やキャリア支援の専門家と関係を築けば、研修後もメンターとして進路相談やサポートを受けられる可能性が高いです。
孤立しがちな定年後のキャリア形成において、信頼できる人脈を築ける点も、セカンドキャリア研修のメリットといえるでしょう。
セカンドキャリア研修の後に必要なアクション

セカンドキャリア研修は、受講後のアクションによって効果が大きく変化します。
研修の後に行うべきアクションは以下の通りです。
- 研修内容の振り返り
- キャリアプランの具体化
- キャリアプランに則した情報収集
- 必要なスキルや資格の取得
それぞれ詳しく見ていきましょう。
研修内容の振り返り
セカンドキャリア研修を終えたあとには、学んだ内容を振り返りましょう。
研修では多くの情報を短時間で吸収することになるため、振り返りを行わないと内容が定着しづらいです。
自分が強い関心を持った内容や、難しさを感じた課題などを整理し、内容を振り返ることで、研修内容の理解がより深まります。
また、振り返りを行う中で自身の思考の変化にも気づきやすくなるため、研修を受講したことによる成長を実感することが可能です。
効果的に振り返りを行うためには、研修中は細かくメモを取り、記憶が残っている受講直後に実施することをおすすめします。
そのうえで、数日おいて再度振り返り内容の確認を行うことで、効率良く研修内容を定着させることが可能です。
キャリアプランの具体化
研修の振り返りが完了したら、研修内容をもとにより具体的なキャリアプランを設計しましょう。
まずはキャリアのゴールを設定することで、目標達成に必要な行動が明確になります。
そのうえで、それぞれの行動に対して期限を設定すれば、セカンドキャリアが始まるまでの準備を計画的に行うことが可能です。
さらに、短期・中期・長期の3段階で行動計画を立てると、実現に向けたステップが見えてきます。
以上のように、詳細なキャリアプランを設定することで、迅速に次のアクションに移ることが可能です。
キャリアプランに則した情報収集
具体的なキャリアプランが固まったら、次はキャリアプランに則した情報を積極的に収集しましょう。
求人情報や業界動向、活用できる支援制度など、多方面から情報を収集することで、円滑な意思決定が行いやすくなります。
特に定年後は情報源が限られるため、自治体の就労支援センターやキャリア相談窓口、専門メディアなどの活用が効果的です。
また、リアルな体験談や統計データを知ることができれば、自分の計画に現実味を持たせることができます。
必要な情報を習慣的に収集することで、充実したセカンドキャリアを送ることが可能です。
必要なスキルや資格の取得
具体的なキャリアプランの設定やキャリアプランに則した情報収集まで完了したら、実際に行動を開始しましょう。
特に必要なスキルや資格の取得に向けた行動を早期から始めることで、余裕のあるセカンドキャリアの準備が可能になります。
スキルや資格の取得を目指す際には、自身の性格や生活スタイルに合った学習方法を選ぶことも重要です。
例えば通勤や家事などで余暇時間が少ない場合は、オーディオ教材などを活用することで効率良く学習できます。
一方で、環境を用意して集中的に学習するのが向いている場合は、学習塾などに通うのが効果的です。
以上のように、自身に合った方法を学習をしていくことで、効率良くセカンドキャリアの準備が行えます。
セカンドキャリア研修で明確なキャリアプランを立てよう

セカンドキャリア研修の重要性や受講メリットについて解説してきました。
当記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- セカンドキャリア研修では自分の強みや価値観を明確にして具体的なキャリア設計ができる
- 自身の現状を再認識する場や人脈形成の場としても活用可能
- 研修後は学んだ内容の振り返りや情報収集を行うことが重要
セカンドキャリア研修では、現在の社会環境を学んだ上で、自身の強みや価値観を再認識できます。
加えて、明確になった自身の強みや価値観をもとに、具体的なキャリア設計をする方法を学ぶことが可能です。
また、人脈形成の場としても活用できる他、研修によってはセカンドキャリアで必要になる汎用的なスキルを学べる場合があります。
セカンドキャリアが思いつかない場合や、具体的行うべき行動が分からない場合は受講を検討してみると良いでしょう。

