2023.11.13

1on1キャリア面談に特化した新たな研修プログラム「キャリア面談実践力アップ研修」

企業人材の定着へ。形骸化した人事面談の課題を解決。
1on1キャリア面談に特化した新たな研修プログラム
企業人事部・管理職向けに2023年11月20日より提供開始
~業績・コンピテンシー偏向、知見不足など人事課題の解決へ~

 
 

近年、企業内で1on1キャリア面談の実施が増加する一方で、形骸化しています。
80歳現役に向けてミドル・シニア層に特化したHR支援事業を手掛ける株式会社ライフシフト(本社:東京都港区、代表取締役会長CEO:徳岡 晃一郎)は、1on1キャリア面談を実施する人事部担当者・管理職に特化した研修プログラム「キャリア面談実践力アップ研修」の提供を開始しました。

 

また、正式ローンチに先駆けて日産グループの株式会社日産オートモーティブテクノロジーに同研修を実施しました。
 

~多様化するキャリア設計ニーズの一方で、形骸化する企業の人材対応~

 
人手不足を背景に労働市場の競争が激化、優秀な人材の確保・定着が今まで以上に重要視され企業内で1on1面談の導入が近年拡大。
従業員の満足度やモチベーション向上に寄与する手段としても活用されています。
 
一方で、効果的な面談の方法・目的設定がないまま、ただ“上司と部下による1対1の面談機会を増やす“ことが優先されるなど
効果に繋がらない事例が増え、キャリア面談が形骸化しています。
大企業・ベンチャーを問わず「面談の実施方法や内容を見直したい」という問題意識が高まっています。
 
特に、従来のキャリア面談は管理職への対応が中心。近年では一般職社員・店舗スタッフなどへの面談導入も増加傾向にあり、
多様な人材・ニーズへの対応が重要になっています。
 
 

日本で唯一のライフシフトに特化したHR事業を展開。新たなプログラムを提供。

 
これまでライフシフト社は、ビジネス現場の知見とアカデミックな理論モデルの両方に基づい独自カリキュラムを、
日本唯一のミドル・シニア層の学び直しに特化したキャンパスや一般向けのキャリアデザイン研修・eラーニング事業で提供する他、
法人研修プログラムを自動車・化学・損保といった製造・金融大手など各業界企業に提供してきました。

 
この度、企業人事部及び個人のキャリアニーズが多様化する状況を受けて、
既存事業や大企業の管理職向け・経営者向けリーダーシップ・マネジメント研修、
ライフ・キャリアデザイン研修で培った知見を活かし、
従来の人事制度・面談の課題を解決するキャリア面談に特化した研修プログラムを、
1on1面談を実施及び検討する人事担当者・管理職を対象に提供開始しました。
 
 

~業績・コンピテンシー偏向、社員の知見不足など従来の人事課題~

 
従来の一般的な企業の人事評価・面談では、業績評価とコンピテンシー評価が中心で、
従業員側のニーズが高いキャリア開発の優先順位や実施率が低いのが現状です。
 
また、上司、部下ともにキャリア開発の重要性・考え方などの「知識」や 「具体的な面談のやり方・進め方」などのスキルに乏しいことから、キャリア面談が十分に機能せず、従業員の不満に繋がる事例が出ています。
 

終身雇用に基づいた従来の“人に仕事をつける適材適所”から、
今後はジョブ型雇用の導入により“仕事に人をつける適所適材”に移行。
ポストごとの職務内容・賃金、就職の雇用形態が広がる中で、
社員自らが自身のキャリア・人生を考える必要がある一方で、社員の本音・ニーズを引き出せる上司がいない状況となっています。
 

◆3つの特長「キャリア面談実践力アップ研修」

 
①個々の社員ではなく面談者を育てる
 
 人事・キャリア面談では、従業員側が正直に自身の希望や不満を開示しにくい側面があります。
 
社員一人ひとりへの研修ではなく、面談する側の人事・管理職層に対して、管理職層の意識変革/行動変容(スキルアップ)による
効果的なキャリア面談の実践・浸透を図ることで、スタッフ層の成長支援とモチベーション向上、離職防止に繋げます。
 
 
②階層・世代別の実践的なワーク
 
様々な理論やデータに基づいた座学だけでなく、若手・ミドル・シニアなど各層とのキャリア面談を想定した実践的なシミュレーションを実施。それぞれの層に合わせた独自のワークシートを活用し、「上司としてどのようなアドバイスや問いかけ、働きかけをすればいいか」具体的に考えます。
また、従業員のキャリアプラン実現に向けて社員と一緒に育成プランを考えます。
 
 
③HR専門家と共同開発・研修実施~事業部と人事部経験した専門家~
 
キャリアの長きにわたり、事業部と人事を経験したHR専門家が研修実施。
 
 

◆講師プロフィール

 

 
大隅 裕之 (Hiroyuki OSUMI)
株式会社ライフシフト Senior Vice President/
チーフインストラクター/ライフシフト大学教授
 
1978年日産自動車入社。商品企画・マーケティングを約30年間経験した後、
人事部門でキャリアコーチとして次世代経営リーダー候補の発掘・育成を担当。
その後、人財開発インストラクターとして社内外向け各種研修(マネジメント、キャリア、コミュニケーション、
コーチング、部下評価、ジェンダーダイバーシティ、メンタリング、ロジカルシンキング、ブランド等)の企画開発と講師を務める。
2021年よりライフシフト社にて研修企画および講師を担当。
プロフェッショナルコーチ(GLLC認定)、キャリアコンサルタント(国家資格)
キャリアカウンセラー(GCDF-Japan)等の資格を保有
 

◆具体的なプログラム内容

 
1.イントロダクション
・研修の背景とねらい
 
2. キャリアを自律的・主体的に考えることの重要性 (キャリア概論)
・労働市場を取り巻く変化
・人生100年/80歳現役時代の意味
・自身の市場価値を高めるアップデートの必要性
 
3. キャリアデザインの基本ステップ (キャリア開発基礎知識)
・キャリア開発の考え方とアプローチ
 
4. 効果的なキャリア面談を実施するための秘訣 (スキル/ノウハウ)
・キャリア面談の現状
・面談者に求められるコミュニケーション/スタンス
・対象者別の面談目的/テーマ/ポイント
 
5. キャリア面談シミュレーション (実践力アップ)
・現場でよくある事例を用いた面談シミュレーション (ケースステディ)
 

~日産グループにて研修を実施~

 
「キャリア面談実践力アップ研修」の提供開始に先駆けた9月25日(月)、10月3日(火)、10月12日(木)に、
日産グループの株式会社日産オートモーティブテクノロジーに同研修を実施しました。
 
当日は、同社の管理職に対して研修を実施。研修を受けた受講生から下記のようなコメント・感想をいただきました。
「若手、ミドル、シニア層別の演習を通して、個人を理解する事の重要性を再認識できた」
「キャリアを考える上では、まず自己理解が重要であることが分かった」
「短時間ではあったがキャリア面談のエッセンスが凝縮されていた」
「リモート教育でも十分にできる驚き。もう少しディスカッション時間があればと思わせて頂いた」

 

人事担当者からのコメント

 
 
◆池田 貞文様/株式会社日産オートモーティブテクノロジー 総務・人事部 教育グループ 主管
 
“当社では年3回、上司と部下との面談を行っています。
これまでも、業績やコンピテンシー/スキル等に関して話し合うことは実施されていましたが、
今後のキャリア開発に関しては十分実施されていないのが実態でした。
 
そのため、まずは管理職層を対象に、キャリア開発の重要性を再認識してもらい、面談での活用を実践的に促す本研修プログラムの導入を決定。研修実施後の評価でも反響は非常に大きく、管理職自身がキャリア開発に対して問題意識が高かったこと、
また、受講者の期待に沿う講義や演習を行って頂いた結果と考察しています。
 
今後はキャリア面談を人材開発の重要なイベントとして最大限活用し、上司部下が双方向で能力開発に取り組めるよう、
継続的に本研修プログラムを実施していきたいと考えています。”