企業様向け『ライフシフト研修』のご紹介②(SVP・大隅 裕之) 

【 ライフシフト社主催 】

大隅 裕之
(ライフシフト社 Senior Vice President)

1978年日産自動車入社。商品企画・マーケティングを約30年間経験した後、人事部門でキャリアコーチとして次世代経営リーダー候補の発掘・育成を担当。その後、人財開発インストラクターとして社内外向け各種研修(マネジメント、キャリア、コミュニケーション、コーチング、部下評価、ジェンダーダイバーシティ、メンタリング、ロジカルシンキング、ブランド 等)の企画開発と講師を務める。2021年よりライフシフト社にて、研修企画・講師、ビジネスディベロプメントを担当。プロフェッショナルコーチ(GLLC認定) キャリアコンサルタント(国家資格) キャリアカウンセラー(GCDF-Japan)等の資格を保有。

人生100年時代のキャリア自律を支援する
企業向け『ライフシフト研修』を
ライフシフト社CEOの徳岡とSVPの大隅より
2回のシリーズに分けてご紹介いたします。

Q1.ライフシフト社が実施する『ライフシフト研修』の特徴は何ですか?

そうですね。弊社が実施している「ライフシフト研修」の一番の特徴は、受講されるシニアの皆さんに「人生100年・80歳現役時代」という認識をしっかりもっていただくというところでしょうか。最近、定年延長や再雇用制度の見直しをお考えの企業様が徐々に増えてきているようですが、「このまま今の会社に勤められたとしてもせいぜい60代半ばまで」というところがまだまだ大多数だと思います。「80歳現役」ということは、現在の会社や組織を離れた後にさらにまだ10数年~20年もあるということなのです。その長い期間を「悠々自適」とか「趣味や旅行でのんびり楽しく」といった過ごし方だけで本当に納得のいく人生を送れるのでしょうか? 「自分のキャリアは自分で考えてみましょう」とか「今のうちに勉強しておいた方がいいですよ」「もっと高いモチベーションで仕事をしてください」などといくら人から言われても、本人の意識が変わっていない限り、そうそう簡単に人の行動は変わらないものです。そういう意味でも本研修はまず「健全な危機意識の醸成」からスタートする流れにしてあります。 「人生100年時代という言葉は聞いたことがあるが、まだまだ自分には関係ない話」という声もよく耳にします。まず最初に「健全な危機感」をもっていただいた上で、単に次のキャリア(仕事)を考えるという短期的な視点ではなく、もっとロングスパンでとらえて、ワークもライフも含めた「人生そのものを設計する」というのが弊社がご提供する「ライフシフト研修」のメインコンセプトになっています。   もう一つの特徴は、お一人おひとりに「ライフシフトビジョン」を描いていただくことですね。キャリアデザインというと、一般的には「再就職」「独立・起業」「社会貢献」「勉強・学び直し」などの計画を具体的に立てることを優先しがちですが、弊社のライフシフト研修では「将来成し遂げたい夢や自身の思い・信念」「この先の活躍や貢献したいイメージ」「次の世代に残したいもの」「社会や世の中とどのようにつながっていきたいか?」などを時間をかけて徹底的に考えてもらいます。その上で「将来自分の夢や思いを実現するためには5年後あるいは10年後に何をしていけばいいんだろう?」とか「もっと自身の市場価値を高めるためにはどんな点を強化すべきなのか?(知の再武装)」など、ゴールからさかのぼってアクションを考える「バックキャスト」の思考回路で研修を進めていきます。どうせならご自身の夢や思いにつながるワクワク感とか幸福感が味わえる選択肢の方がいいに決まっていますからね。
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Q2.企業で『ライフシフト研修』を実施して感じることは何ですか。

先ほどもお話しましたように、「80歳現役時代」という実感が湧いておらず、自律的にキャリアを形成していくという意識も低く、当然ながら何も行動に移せていないシニア層が大勢いらっしゃるということを、ライフシフト研修の開始直後に毎回実感しています。しかしながら研修の冒頭で「健全な危機意識」を自分事として受け止めていただき、さらに社内同年代のグループメンバーとの会話を繰り返すことで、少しずつ意識が変わり、具体的なアイデアやイメージが芽生えてくる方がとても多いことも事実です。もちろん「研修中に見聞きした内容は絶対に他言無用」という安全なシェルターのルールを守ることを全員に約束してもらっての話ですが・・・。最初のうちは「キャリアの話は個人の問題なのに何故グループディスカッションをしなければいけないのか?」という疑問を感じていた方も、徐々に「人に話をすることで自分の頭の中が整理された」「みんなでワイワイ話をしているうちに色々とインスパイアされ、アイデアも湧いてきた」「自分と同年代の仲間がこの先のキャリアについてちゃんと考えているのを知って刺激を受け、正直このままではまずいとあせった」などなど、皆さんが段々いい表情になり、前向きな姿勢に変わっていくのを見るのが講師としても一番うれしい瞬間です。
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Q3.研修の実施を検討している企業の担当者の方へのメッセージをお願いします。

シニア層の意識変革や行動変容を促すために、多くの企業様でキャリア研修の導入をご検討中のことと思いますが、一言でシニア層と言っても置かれている状況も会社側のニーズもさまざまですので、単に一律の研修プログラムを実施しただけでは決して高い効果は期待できません。 例えば ・役職定年を控えた管理職層にポストオフ後の意識変革や行動変容を促したい ・再雇用制度の見直しにより、これまで以上に長期間会社に在籍してもらうシニア層にもっと生き生きと活躍して、後輩たちの育成や豊富な経験・ノウハウの伝承などでも貢献してほしい ・社内にも社外にも活躍の場(ポスト)が見つからないシニア層が一日でも早く自分の居場所を見つけられるよう、意識や行動を変えるとともに、さまざまなスキルも身につけてもらいたい ・40代のミドル層に早いうちから自律的なキャリア形成の意識をもってほしい 等々 弊社のライフシフト研修を導入いただく際は、各企業様から会社の思い・ニーズ、研修の狙い・目的、研修のゴール・到達点、現状認識・課題などを徹底的にヒアリングし、ご相談を重ねた上で、最適なプログラムをカスタマイズしてご提案させていただいております。また「研修後のフォローアップ」は、多くの人材開発ご担当者様にとっての共有のお悩みのようですが、自社のポータルを使ったベテランコーチ陣による「個別フォロープログラム」が充実しているのも弊社の特徴の一つだと思っています。 もしご興味がありましたら是非お気軽にお声がけくださいませ。
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