2024.02.01

1on1ミーティングとは?必要なスキルや効果をだす研修について紹介します 

 

1on1ミーティングとは?

 
 
皆さんは『1on1ミーティング』について知っていますか?
1on1ミーティングとは、上司が部下と1対1で定期的に行う面談のことです。
海外のIT企業では一般的なマネジメント手法であり、近年は日本でも導入する企業が増えてきました。
 
しかし導入したは良いものの、中々効果を実感できていないという企業も少なくありません。
そこで本記事では、1on1ミーティングについて基本的な特徴から成功させるため手段について紹介していきます。
興味がある方はぜひ最後までご覧になってください。
 
 

1on1ミーティングの効果

 
1on1ミーティングでは、以下の効果があるとされています。
 
 

・上司と部下の信頼関係の構築

 1on1ミーティングでは、上司と部下が一対一で仕事や環境に関する話し合いを行います。
日本だと、業務連絡以外で上司と部下が一対一でコミュニケーションをとる機会は少ないですよね。
そのため、1on1ミーティングでお互いの話を聞き合うことで、信頼関係を築く効果があるとされています。
  
 
 

・社内問題の明確化

 一対一で面談をするからこそ、普段は気づいていなかった社内問題を明確にする効果があります。
プロジェクトに関することから、大勢の前では指摘しにくいようなことまで、
1on1ミーティングだからこそ部下や上司は共有し合うことができるのです。
  
 
 

・個人の状態を把握する

 1on1ミーティングでは主に、上司が部下の仕事やメンタルの状態を把握することができます。
『元気そうに見えていたけれど、実は体調不良を抱えていた』、『仕事で多大なストレスを感じていた』、
『職場の人間関係で悩んでいる』など、日常では気づきにくいようなことまで把握できることで、
より良い対処をすることができます。
  
 
 

・モチベーション向上

 1on1ミーティングでは、部下は自分の状態や仕事に関する状況を、
直接上司に伝えることができます。
また、上司が一対一で自分と向き合い今後を考えてくれることで、
モチベーションを向上させる効果が期待できます。
 
 

1on1ミーティングで必要とされるスキル

 
様々な効果のある1on1ミーティングですが、
成果を出すには以下のようなスキルが必要だとされています。
 
 
 

・傾聴力

 1on1ミーティングを行う上司は、部下の話をしっかりと聴いて理解する『傾聴力』が必要です。
傾聴力が足りないと、部下は自分の話を聴いてもらえない、
理解してもらえないと感じ、逆効果となる可能性があります。
  
 
 

・質問力

 部下の話や相談に関する質問力も大切です。
上司が積極的に質問をし、内容を深堀りしていくことで、
1on1ミーティングをスムーズに行うことができます。
逆に、面談の進行を全て部下に頼っていては、部下にとって面談自体が大きな負担となります。
  
 
 

・的確なアドバイス力

 1on1ミーティングでは、話した内容に的確なアドバイスをする必要があります。
特に仕事に関する不安や問題を抱えている部下には、
客観的なアドバイスをしてあげることで問題が改善する可能性があります。
  
 
 

・部下の主体性をのばすコーチング力

 1on1ミーティングでは部下の主体性を重視する必要があります。
単に上司が言いたいことを部下に言うだけでは、1on1ミーティングとは言えません。
しっかりと部下が自分で考え行動できるように、
あくまで上司は部下の主体性をのばすためのコーチングしていくことが大切です。
 
 

1on1ミーティングで効果がでない企業の特徴

 
さて、ここからは『1on1ミーティングを導入しているのにあまり効果を感じられない……』
と感じる企業の特徴について紹介していきます。
ぜひ、自分の会社がこれらの特徴に当てはまっていないかチェックしてみてください。
 
 
 

・上司のコミュニケーション力が足りない

 上司が部下と円滑にコミュニケーションとる力がないと、1on1ミーティングはうまく機能しません。
特に、高圧的な言い方をしたり、一方的にアドバイスをするだけの上司は、
1on1ミーティングには向いていないと言えるでしょう。
  
 

・1on1ミーティングの目的を誤解している

 1on1ミーティングには
  

  

 部下の主体性を育てる
 信頼関係を築く
 モチベーションを向上させる
 社内問題を把握する

  
 などの目的があります。
しかし、これらの目的を誤解していると、面談が単なるダメ出しの機会になってしまったり、
雑談になってしまうことがありえます。
  
 
 

・人によって内容に差がある

 1on1ミーティングには様々なスキルが必要なこともあり、
実施する上司によって効果に大きなバラつきがある場合があります。
進行の仕方や面談の内容など、人によって差がありすぎる場合は、
会社全体で効果を実感しにくくなるでしょう。
  
 

1on1ミーティングで成果を出す方法

 
『1on1ミーティングに必要なスキルは理解したが、突然改善するのは難しい……』と感じた方も多いでしょう。
そんな時におすすめの、1on1ミーティングでより効果を発揮する方法について紹介します。
 
 
 

・1on1研修で管理者のスキルアップをはかる

 1on1ミーティングの成功のカギは、それを行う上司のスキルにかかっているといっても過言ではありません。
そのため『1on1研修』などの、1on1ミーティングをより効果的にするための研修を
一度マネジメント層に受けてもらうことで、大きく改善する可能性があります。
  
 
 

・難しいなら外部の力をかりる

 研修を行ったり、時間を割くことが難しい場合は、外部の力を頼るのも手です。
最近だと1on1ミーティングを円滑に進めるための企業が多くありますので、
社内で対応できないと感じる場合は検討してみてはいかがでしょうか。
  
 

まとめ

 
いかがでしたか。近年1on1ミーティングを導入する企業は増えてきましたが、
上司のスキルによってその効果が発揮されていないケースは多いです。
『1on1ミーティングをより充実させたい』と感じた方は、
社員のスキルアップや1on1研修に取り組んでみてはいかがでしょうか?
 
 
本記事が皆様の参考になれば幸いです。